IPO(2019年下半期)の話

利益は発生したのか


2019年下半期、IPO当選による利益は182,451円(税引き後)でした。
IPO抽選申込資金は100万円で運用していますので、半年間で年利18.2%の利益が発生しています。

年間での合計利益と年利

そして、上半期の利益277,147円を合わせると、年間での合計利益は459,598円となりました。運用資金100万円での年利としては45%になります。2019年のIPOでも、大きな利益を得ることが出来ました。以上がIPO投資へ参加した結果となります。

当選状況

IPO応募状況一覧で当選状況を見て頂きたいと思います。

一覧の見方ですが「縦列」は上場企業名、「横列」は証券会社、「主」は主幹事で未応募、「未」は幹事で未応募、「〇」は当選、「×」は落選となります。
基本、当選を狙いに行くなら主幹事証券会社への応募は必須です。株数の割り当て率だと、8~9割を主幹事証券会社が持って行きます。その分競争率も高くなりますが、それでも応募は必須です。何故なら主幹事証券会社からの当選が主な当選になるからです。私の当選経験からすると、ほぼ主幹事証券会社からの当選となっています。


下半期IPO当選の結果は、ワシントンホテル、ランディックスの2社となりました。
ワシントンホテルは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で当選しました。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、2017年にLIXILビバが当選して以来、久しぶりの当選となりました、ありがとうございます。そして、ランディックスは、2018年のメルカリ当選以来、相性の良い大和証券です。大和証券、本当にありがとうございます。以前、大和証券は抽選していないんじゃないか疑惑が私の中ではありましたが、そんなことは無いと思っています。そうです、当選すると人は皆変わるのです。

下半期のIPOの成績ですが、49戦2勝47敗となっています。上半期の成績である42戦1勝41敗と併せると、91戦3勝88敗の成績となりました。まあ、なかなか当選は厳しい感じですね。それでも、申し込みを続けていれば、この様に当選することはできます。
2019年の下半期では、当選したランディックスが15万円以上の利益を上げてくれたので助かりました。このIPO投資ですが、当選までの道のりは険しいものです。それでも、当選の二文字を見つけた瞬間、何とも言えない気持ちになれるんです。

当選確率を上げる

IPOの当選確率を上げる方法ですが、資金が豊富にある方は単純に複数の証券会社から抽選申込をして複数当選を狙う方法があります。また、SBI証券の資金量=抽選権の様に、資金が豊富な人が有利となる証券会社から抽選申込をして当選を狙う方法もあるんです。その他に当選確率を上げる方法としては、ご家族がいる方は家族名義で各々口座を開設、抽選申込をする事でも当選確率は上がります。まあ、資金が豊富な人程有利ではないでしょうか。

抽選申込時の注意点

IPOへの抽選申込時の注意点としては、公募割れしそうなIPOには申込しないと言う事です。IPOで当選した株は、一般的には初値売りと言う上場した株が最初に付けた値段で売るのが良いとされています。この初値売りをする際、IPOに当選し2,000円の公募価格で購入した株100株を初値売りしたとします。初値が1,900円で決まると、10,000円の損失(2,000円-1,900円=100円×100株)が発生する事になります。この買値(公募価格)より、売値(初値)が安くなる事を公募割れと言います。初値売りをするのであれば、この様に公募割れする可能性がありそうなIPOには申込しない様、注意する必要があります。では、公募割れしそうなIPOを見分けるには、どうしたら良いのでしょうか。目論見書から読み取れれば良いのでしょうが、確実に判断できるかと言えば、それは難しいのかもしれません。私がIPO抽選申込時に参考にしているのは、IPOをメーンに扱っている個人ブログでの評価を参考にしています。因みに、参考にしている個人ブログは現在4つ程で、1つのブログで判断するよりも複数ブログでの評価を基に判断した方が、偏った判断が減るのではないかと思います。

株式市場の雰囲気(地合い)の注意点

IPOに当選し株式購入までが済みましたら、後は上場日当日に初値売りするだけです。この上場日での株式相場の雰囲気ですが、非常に重要な要素を含んでいます。人気の高い銘柄でも株式相場の雰囲気(地合い)が悪いと、思った程の高値を付けずに初値が形成される事があります。それだけ上場日当日の地合いと言うのは重要なんです。いくら前評判が良いIPO銘柄でも、上場日当日の地合いが悪いと初値が前評判程上がらないことや、最悪、公募割れが発生する可能性もあり得るんです。これから、IPOに参加される方は、肝に銘じておいた方が良いと思います。

初値売りの結果は


先ずは初値売りしたランディックスです。ランディックスに関しては、上場日当日の雰囲気、前評判もそこそこ良かったので、上場日当日は1,700円の指値注文を出していました。結果、上場日当日中に寄り付き、初値の3,660円で約定してくれました。これは、IPO当選での一般的な初値売りの仕方だと思います。


次にワシントンホテルです。ワシントンホテルに関しては、前評判はあまり良くありませんしたが、それでも公募割れする感じはありませんでした。まあ、僅かに小遣いが入りそうな評判でした。ただし、ワシントンホテルよりも一週前に上場したAI CROSS、HENNGEの初値ですが思った程伸びませんでした。言葉では上手く言い表せないのですが、何となく変な感じがしました。そんなこともあり、ワシントンホテルは上場日に初値売りはせずに、一日様子を見ることにしました。大人しく、初値売りをすれば良いのに、何でそんなことをするのでしょうか。


上の表は、ワシントンホテルの株価を時系列で表したものです。表は、左から日付、始値、高値、終値、安値、前日比、出来高となります。上場日は10月18日でした。初値は1,462円となり、終値は1,586円でした。高値は1,705円で、安値は1,440円となりました。これらを元に、上場二日目に売りの指値注文を出すことにしました。初値は1,462円が付きましたので、1,462円以上の指値注文を出せば、初値売りよりも得することになります。終値が1,586円でしたので、1,600円の指値注文を出すことにしました。終値よりも14円程高く注文を出しましたが、約定してくれるだろうと勝手に判断してみました。結果、1,600円で約定することができましたが、10月21日の高値を確認してみると、1,606円とギリギリの約定となりました。初値の1,462円と比較して138円のプラスになりましたが、たまたま上手く行っただけだと思います。まあ、皆様には上場日初日に初値売りすることをお勧めします。

証券会社で口座開設する前に

メガバンクの口座を持っていない場合は、メガバンクの口座開設とインターネットバンキングも併せて申込しましょう。また、ネット銀行の口座開設もしておきましょう。IPOへの抽選申込には証券会社への入金が必要な場合がほどんどです。メガバンクの口座とインターネットバンキング、ネット銀行の口座があれば、簡単に入出金や銀行間の送金が無料で利用できたりしますので、事前に準備をしておきましょう。次に、証券会社の口座を開設します。なお、証券会社の口座開設をする際、IPOをメーンに扱っている個人ブログでは、証券会社とのタイアップで現金プレゼントを行っていたりしますので、お得に利用しましょう。現金プレゼント以外では、ポイントサイト経由だとポイントが貰えますので、一先ずポイントとして貰い用途は後ほど考える事もできますね。ポイントですとマイレージに変える事も可能ですよ。証券会社の口座開設や、ネット銀行の口座開設をする際は、お得なキャンペーンやポイントサイトを利用しましょう。

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先ずはやってみる

証券会社の口座開設まで完了したら、後はIPOの抽選申込をするだけです。初めての申し込みで当選する人も居りますし、何回申し込みをしても当選しない人も居ると思います。それでも申し込みを続けていれば、いつかは当選されると思います。やってみて自身の性格に合わなければ、止めれば良いだけです。労力の割に合わないと思ったら、直ぐにでも止めれば良いんです。私は会社での労働は嫌いですが、IPO抽選申込に掛かる作業は好きなんです。そうですIPO抽選申込は、私にとって楽しい時間なんです。ただ、IPOに当選し初値売りだけで生活できる程の実力は、残念ながら持ち合わせておりません。

私の運用方法

私のIPO抽選申込資金は100万円で運用していましたが、2020年からは200万円で運用を開始しました。内訳は50万円程がSBI証券に入金したままです。これはIPOチャレンジポイントと言う、優先的にIPOに当選するためのポイントを貯めるのが目的です。残りの150万円は主幹事証券会社のIPO抽選申込用、資金拘束されない証券会社でIPO当選した際の購入準備金として用意しています。資金拘束されない証券会社は、野村、岡三オンライン、むさし、ライブスター、いちよし証券、松井証券等が有名です。最低資金としては40万円位あれば、8割程のIPOに抽選申込可能だと考えています。但し、毎年12月(年末)はIPOラッシュ月になります。多くの資金を準備できる方は、その分多くの抽選を受けることが可能ですね。その結果、当選確率も上がりますので、少額で運用されている方より、有利になるのではないでしょうか。IPO投資、面白いですね。

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